今回はAizen Coin(アイゼンコイン、XAZ)という仮想通貨、ICOの検証をしていこうと思います。

仮想通貨「Aizen Coin(アイゼンコイン、XAZ)」とは?

Aizen Coin(アイゼンコイン)とは、経済活性化プロトコルの構築を目指した仮想通貨のようです。Aizen(アイゼン)という名前の由来は、「愛」と「善」によるものらしいです。

イーサリアムを利用したICOで、総発行枚数は500億枚、プレセールでは200億枚が売られるようで、1口3万円で購入できるようです。

シンボル名はXAZということでしたが、3月26日現在、etherscan上ではXAZという仮想通貨は確認できませんでした。よって、本当に実在する仮想通貨なのかどうかは現時点ではわかりません。

アイゼンコインの特徴としては、

  • デビットカードを発行して決済に使えるようにする
  • アイゼンコインを使った宝くじサービス
  • ゲーミングプラットフォームへの流用

といったものがあります。

しかし個人的には、コインそのものにこれといった技術的な特徴が感じられなく、他の通貨で良いんじゃないかと思ってしまいます。

Aizen Coin(アイゼンコイン)の運営はブルーハウス系列?

アイゼンコインは、ブルーハウス(BH)という、少し前に流行ったミャンマーの不動産投資にMLMがついた詐欺の系列から話が来ているという噂があります。

元を辿るとブルーハウスはGloryGateClub(GGC)という詐欺を展開していたグループから派生したようで、GGCもBHも、mfaceという詐欺の仕組みを模して作られています。

またブルーハウスのトップ(斉藤博之氏ら)は、過去にMediafinという投資詐欺をやって被害者を作っていたようです。

アイゼンコインの運営者情報は、公式サイト(aizen-coin.com)には一切載っていません。

運営がブルーハウス系列である確たる証拠はまだ出てきていませんが、そもそも運営者情報が載っていないコインへの投資は、詐欺だった場合に責任の追求先がわからなくなるため、やめておいた方が良いと思います。

Aizen Coin(アイゼンコイン)は詐欺なのか?

現時点でアイゼンコインが詐欺である確実な証拠はありません。

ただ、以下の観点から極めて詐欺の疑いがあるということだけはお伝えしておきます。

  • etherscan上にコインの存在が確認できない
  • Githubにコインの開発ページが存在しない
  • 日本円での販売が行われている(通常は仮想通貨での販売)
  • 運営者情報、開発者情報が不明

またアイゼンコインはセミナー形式で販売されておりますが、ブロックチェーンラボが以前セミナー形式でCtCという仮想通貨の販売をし、金融庁から警告を受けていることから、Aアイゼンコインも同じように警告を受ける可能性があります。

Aizen Coin(アイゼンコイン)のMLM報酬プラン

Aizen Coin(アイゼンコイン)にはMLMが付いているようです。1口3万円で、2口以上購入することで紹介した人の購入額の何割かをボーナスとして貰うことができるようになります。

自分が紹介した人を1段目、その人が紹介した人を2段目…として、規定の段数に応じたボーナスを受けられるユニレベルが採用されています。

また、自分が買った口数が多ければ多い程、貰える段数と割合が増えます。

2口~9口までの購入は以下のプランになります。

  • 1段目: 8%(2口購入はここまで)
  • 2段目: 5%(5口購入はここまで)

10口以上購入すると、段数が増えると同時に割合が変化します。

  • 1段目: 10%
  • 2段目: 7%
  • 3段目: 3%(10口購入はここまで)
  • 4段目: 3%(16口購入はここまで)
  • 5段目: 2%(20口購入はここまで)

他にもステータス報酬というものもあるようでしたが、資料に乏しく割愛させていただきます。

仮想通貨「Aizen Coin(アイゼンコイン、XAZ)」総評

アイゼンコインの公式サイトに運営情報が明記されていないということは、ICOで集めたお金をすべて飲み代に使われたとしても、責任の追求先がわからず泣き寝入りするしかなくなります。

アイゼンコインの内容の善し悪し、詐欺かどうか以前の問題として、運営者の情報のわからない仮想通貨のICOは危険度がかなり高いため、避けるべきだと言っておきます。

またアイゼンコインを誰が開発しているのかの情報もなく、etherscan上にもXAZというコインがなく、Githubが存在するわけでもないため、そもそも本当に実在するコインなのかどうかも現時点では確かめようがありません。

MLMの報酬プランを見ても、MLMにあたる小売り(ビジネス権限を持たない会員)が存在しないため、ただ単に末端会員の投資した金額の一部を上位会員に分配するピラミッドスキーム(ねずみ講)を形成しています。

加えて、自分が購入すればするだけ報酬の恩恵を受けることができるようにもなっており、これが多額の購入を煽る動機となるため、危険度が高い仕組みだと言えます。

アイゼンコインはセミナー形式での営業が行われているようですが、ブロックチェーンラボ同様に、未登録業者がセミナー形式で日本人向けにICOの営業をした場合、金融庁から警告を受ける可能性があります。

投資家にとって不利な要素が多すぎるため、現時点ではアイゼンコインへの投資はおすすめしません。