3月9日、クラウドマイニング大手であるGenesis Mining(ジェネシスマイニング)と、サービスの一環としてジェネシスマイニングへの取り次ぎをしていたSwiss Gold Global(スイスゴールドグローバル、MLM企業)が、無登録で投資を募っているとして、サウスカロライナ州司法長官より業務停止命令を受けました。

両社は別会社であり、ジェネシスマイニングは香港、スイスゴールドグローバルはスイスに本拠地があります。

クラウドマイニングとは、投資をすればマイニングを代行してくれるというサービスのことです。

ジェネシスマイニングへの取り次ぎ

スイスゴールドグローバルは、マイニングパッケージとしてビジネス会員権を販売していました。

  • シルバーアフィリエイトメンバーシップ: 249ドル+50ドル/月の継続会費、200 GH/日のマイニング
  • ゴールドアフィリエイトメンバーシップ: 797ドル、500GH/日のマイニング
  • アンバサダーアフィリエイトメンバーシップ: 3000ドル、5TH/日のマイニング
  • プラチナアフィリエイトメンバーシップ: 5000ドル、15 TH/日のマイニング

また別として3000ドルのパッケージが小売りされており、こちらは11TH/日のマイニング報酬が入るようです。

これらのマイニングの委託先がジェネシスマイニングでした。

サウスカロライナ州での業務停止命令

資料に書かれた指摘を訳しておきます。直訳なので少し読みにくいですし、もしかしたら翻訳ミスがあるかもしれません…。資料の原文をご確認ください。

  • スイスゴールドグローバルは、パートナーであるジェネシスマイニングによるマイニング契約を提供している
  • ジェネシスマイニングは、 ビットコイン、ダッシュ、イーサリアム、ライトコイン、モネロ、ジーキャッシュの6種類の仮想通貨のマイニング契約を提供しており、これらのサービスに対しては、投資者としての資格が与えられる
  • スイスゴールドグローバルのマイニング契約に投資すると、引き換えにジェネシスマイニングは投資者のためにマイニングを行う
  • マイニングは、ジェネシスマイニングが単独で行う
  • スイスゴールドグローバルのマイニング契約への投資で得られる利益は、ジェネシスマイニングの活動に依存する
  • スイスゴールドグローバルはジェネシスマイニングの代理店として、サウスカロライナ州の住民へマイニング契約の投資機会を提供している
  • 関連して、ジェネシスマイニングはウェブサイトを通じてマイニング契約への投資機会を提供し続けている
  • 現時点では、被告(スイスゴールドグローバル)はブローカーディーラーとしての登録をしておらず、登録免除の請求も受けていない
  • 現時点では、当該部門または連邦の対象有価証券としての登録はなく、登録免除の請求も受けていない

要するにクラウドマイニングは投資であり、販売は有価証券販売にあたり、無登録で勝手にやってる事いるためサウスカロライナ州は2社に対して営業停止命令を下します、ということですね。

これに対し、返答として3月9日から30日間の猶予が与えられます。その間に2社はSECに登録するか、サウスカロライナ州での営業を断念するか、いずれかの選択をしなければなりません。

余談ですがGenesis Miningは、Omnia MiningというMLMも同じように展開していましたが、これももしかしたら同じように営業停止命令を食らうかもしれません。

クラウドマイニングが詐欺だというわけではない

営業停止命令を下されたからといって、クラウドマイニングサービスが詐欺だというわけではないです。今回はただ単にSECに登録しろと言っている感じですね。

しかし、クラウドマイニングは実体のない詐欺が多いのも紛れもない事実です。個人的にはサウスカロライナ州に同意で、登録は必要だと思います。

他のクラウドマイニングサービスへの波及、世界への影響はあるか

今回ジェネシスマイニングというかなりの大手が業務停止命令を受けたということで、他のクラウドマイニングサービスも同じようにSECへの登録、もしくはサウスカロライナ州撤退の2択を迫られる可能性があります。

もちろんこの動きはアメリカの他の州に広まる可能性もありますし、アメリカから今度は世界基準へとなる可能性も考えられます。

当局の他のサービスへの対応や、他の州の動向はチェックしておいた方が良いかもしれません。