例のフィリピンの国家プロジェクト、仮想通貨「ノアコイン」がついにHitBTCに上場しました。

こちらは記事執筆時のノアコイン上場時のチャート(4時間足)です。

最初に大きく買われ、1NOAH=0.00001BTC(約10円)をタッチしましたが、そこから売られ、現在は0.0000025BTC(約2.5円)付近で落ち着いているようです。

しかしながら、ICO参加組のマイページがエラーでログインできない状態が続いているようで、多くの人達は未だにトークンを手にしていないようです。

つまり多くの人は高値で売り抜けることに失敗しています…。

それにしてもICO組の売りじゃないとしたらこの強い下落は何でしょう。上場時に稼働する短期取引botの影響もあるとは思いますが、運営がこっそり売り抜けた可能性も十分に考えられます。

トークン配布の前に上場させる手法について

最近、ICO参加組にトークン配布をする前に、先に取引所に上場させてしまうような手法が見られます。

もちろん上場時の急な売り抜けで値下がりさせないという狙いもあると思いますが、唯一運営だけが一番先に売り抜けできてしまうという大きな問題点が残ります。

今回ノアコイン運営が売り抜けたかどうかはわかりません。しかし今後のICOで、トークンの配布よりも先に上場する手法が横行してしまう場合は、ICO参加のリスクとリターンが釣り合わなくなるため十分にご注意ください。

ノアコインの送金手数料

現在ノアコインはHitBTCにのみ上場していますが、HitBTCではノアコインを送金する際に定額手数料として2940NOAHの手数料がかかります。

これは、執筆時点でのレートで送金手数料が7350円にも及びます。BTCであれば0.001BTC(約1000円)で送金できるので、比べ物になりません。

これはノアコインの送金手数料が高いというわけではなく、ただHitBTCがボッタクリなだけです。現時点ではノアコインのままでの送金はおすすめできません。

ノアコインの軌跡を振り返る

ノアコインについてはしばらく記事を書いていなかったので、振り返りも兼ねて記述しておきます。

始まりから頓挫まで

動画にて泉忠司氏と土屋ひろし氏が「フィリピンの国家プロジェクトで、ノアシティを建設しその中でノアコインが流通する」という話をし、協力者としてフィリピン航空などを経営するルシオ・タン氏の名前を出したのが始まりです。

泉忠司氏の仮想通貨バイブルという商材を買った人のみが最初のノアコインの購入及び代理店の権利を与えられ、「仕掛ける側に回る」といった煽りで購入が募られました。

しかしこの件でフィリピン大使館に問い合わせが殺到し、フィリピン大使館が正式にノアコインが国家プロジェクトであることを否定、またルシオ・タン氏も正式にノアコインとの関係を否定し、一気に雲行きが怪しくなりました。

運営はこれを一部のアフィリエイターのせいだと責任転換し、希望者に返金という形を取り、ノアコインの騒動は終演を迎えたように見えました。

また、この間に、Noah Coinというコインは既に存在しているという点が指摘されており、運営はこっそりNoah Ark Coinと名前を変更しています。

泉忠司氏のローンチ開始

今年2月に、突然泉忠司氏のローンチが仕掛けられ、第三期プレセールが実施されました。

第三期セールはわずか3分で完売という人気っぷりだったようですが、送金記録が運営の自演だったのではないかと言われています。

こちらのアドレスに向けて、大量のアドレスから合計1300BTC(日本円にして約13億円)もの送金が確認できます。

ただし、送金元のどのアドレスを見ても、2つのトランザクション記録だけしかなく、最終残高が0になっています。これあきらかに不自然です。

その後は第四期セールまで行い、これもすぐに完売したと発表がありました。

肝心な都市開発に関しては、ホワイトペーパーによると「マニラ湾を埋め立てる」と当初より大きく変更されているようで、現時点ではまだ着工もされていません。ちなみに都市開発は数兆円規模のお金がかかるため、ノアコインの規模では無理だという話も出てきています。

グローバルニュースアジアについて

グローバルニュースアジアというところが、ノアコインのローンチ初期から何かとノアコインの肯定記事を書いています。

見てみましょう。

「ノアコインの上場予定日が早まり、2018年3月中旬に、大手取引所に上場する。当初はフィリピンの独立記念日6月12日を上場予定日としていたが、2月13日のICOで約120億円相当のノアコインが3分で完売という驚異的な人気を受け、上場を早めた

ノアプロジェクトは、フィリピンの政治家・官僚・財閥・民間の人たちが協力して進めているプロジェクト。

実際にノアコインを購入した人もいたと思いますが、個人的にたった3分で120億円ものお金がノアコインに集まるわけないと思っています…。ブロックチェーン上には少なくとも約13億円分の自演の記録しか確認することができません。

記事の中の、「フィリピンの政治家・官僚・財閥・民間の人たちが協力して進めているプロジェクト」という記述も、具体的に政治家、官僚、財閥の誰が関わっているのか謎です。

NIPPON PAYとの提携

最後にNIPPON PAYというところがノアコインの決済を導入するという発表もありましたが、調べてみるとNIPPON PAYは認められていないルートでアリペイ決済を導入し、公式から決済サービス停止警告書を送付されていました。

ちなみにこれらのまとめは5chの記述に加える形で作りました。

ノアコインの今後について

泉忠司氏と土屋ひろし氏の動画が新たに上がっています。

ひとまずは上場を果たしましたが、これからコインが値上がりするかどうかは今後の経営次第でどうとでも転ぶためわかりません。

ただ運営は既に資金を集め終わっており、他の取引所への上場が済んだ後は何かと理由を付けてプロジェクトを終了させてもおかしくありません。正直、すぐに他の取引所に上場すると言ってホールドさせておきながら、自分達はさっさと売り抜けるということもできます。

この部分は運営の良心にかかっています。運営を信じるならホールド、信じられないならさっさと売ってしまうのが良いと思います。

ちなみに泉忠司氏の一連のノアコインのマーケティングは、明らかに日本人を対象に投資を募っていますし、金融庁から怒られる可能性は十分にあります(集めきっちゃいましたが…)。

ノアコインは今後どうなっていくのか見ものです。