最近は仮想通貨はもう終わり、仮想通貨はもうオワコン(終わったコンテンツの略)だという話が出てくるようになりましたが、今回は本当にそうなのか考察してみたいと思います。

仮想通貨が終わったと感じる要因

まず仮想通貨が終わったと言っている理由ですが、

  • 以前よりも仮想通貨の話題が減った
  • 仮想通貨の値段が上がらない

この2つの理由が考えられます。

① 以前よりも仮想通貨の話題が減ったことについて

Twitterを見てると、仮想通貨の話題をつぶやいている人が前に比べて減ったような気がします。

そうなると寂れてきた感じがして、仮想通貨はもうオワコンだという人が出てきてもおかしくありませんね。

まずは需要を見るために、Googleトレンドで仮想通貨と検索する人の推移を見てみます。

これは3月25日現在の「仮想通貨」の検索ワードの1年分のデータです。

こうして見ると、だいたい11月の上旬くらいから「仮想通貨」の検索ボリュームが急上昇し、2月の初め頃にピークを付け、そこからは一気に急落していることがわかります。

最近では落ち幅が緩やかになっていますね。

これは2017年11月1日から3月25日時点までのデータです。

赤丸で囲ったところで急上昇していますが、これは例のコインチェックのネムのハッキング事件によるものです。

また赤丸の前にも急上昇している部分がありますが、これは1月15日に報道ステーションにて仮想通貨の特集がされたことによる一時的な検索需要の上昇かと思われます。

そうなると、一直線に上昇を続けていた本質的な検索需要のピークは1月5日あたりまでとなります。

コインチェック事件が落ち着いた今は、現在の検索ボリュームは去年の12月の初めあたりと同じくらいで推移しています。

仮想通貨の値上がりと検索ボリュームの関係性

こちらは2017年11月1日から3月25日時点までの仮想通貨全体の時価総額の推移です。

こうして見ると去年の11月頃から仮想通貨の値上がりが加速し、それに伴い新たに仮想通貨について調べだしたり、話題にしだしたりという循環ができ、盛り上がりを見せたと言えます。

やはり仮想通貨の値上がりと検索需要には相関性が見られます。

最近では価格推移が落ち着いていることもありますし、特段話題になるようなニュースもなく、検索需要が減っていると見ることができます。

加えて、以前は仮想通貨とはなにか、ビットコインとは何か、というような根本的な検索需要があったと思いますが、大衆のリテラシー向上により、それもひとまずは落ち着いていてきたように思えます。

話題にしている人も減り、検索需要も減りでたしかに仮想通貨が終わったように感じますね。

② 仮想通貨の値段が上がらないことについて

仮想通貨全体の時価総額は、1月はじめをピークに急激に下落し、2月のはじめに最安値を付けてから、現在は1ヶ月以上横ばいを続けています。取引高(24h Vol)を見ても、ピークだった1月よりも大幅に減少していることがわかります。

11月からの急激な値上がりを体験している人の中には、以前のような値上がりや市場の盛り上がりがないことから、仮想通貨がもう終わったと感じる人もいると思います。

しかしこの頃は、多くの人が仮想通貨が上がっているという理由だけで調べもせずに買っており、みんなが買うから更に上るというバブルの循環ができていました。そして仮想通貨の実質的な機能と価格が釣り合わず、結果としてバブルが崩壊した形になりました。

私は、11月からの市場の過熱は本質的な値上がりとは言えないと思っています。価格に見合う機能が備わり、本質的な値上がりを迎える時は、まだ先の話です。

そして機能開発と法整備が進んでいけば、今度はバブルではない形で前回付けた時価総額のピークも再び超えてくると考えています。

本当の意味で仮想通貨が終わる時

仮想通貨市場が本当の意味で終わる時は、誰も仮想通貨の開発をしなくなり、法整備も全く進まなく、マイニング業者も採算が取れず廃業した時です。

現時点ではまだそうなっていないため、終わりではないでしょう。むしろちょっと前まで市場が過熱し、バブルが起こっただけであり、実質的な部分はまだ始まってもいないと言えます。

仮想通貨市場のこれからに期待したいと思います。