今回は仮想通貨関連でよく出てくる「ロックアップ」という用語の意味と、混同しがちな「バーン」との違いについてわかりやすく解説していきたいと思います。

仮想通貨のロックアップとは?

仮想通貨におけるロックアップとは、運営が大口で保有しているであろう仮想通貨を一定期間売りに出すことができない、もしくは送金できないように凍結する事です。

「ロックアップ」は元々株で使われている用語であり、創業者などの大株主が新規上場後の一定期間、株を売却できないように前もって契約を交わす制度のことを指します。

投資家目線としては、大口保有者である運営が仮想通貨を一気に売りに出してしまうとどうしても値下がりしてしまいますし、いつそれを運営が仕掛けてくるかもわかりません。

そんな中、運営によるロックアップ声明が出ると、大口の仮想通貨が市場に売りに出されないということが確定するので投資家にとっては安心材料となりますし、多くが市場に流通しなくなるため、1コインあたりの価値も上がることになります。

運営にとってはロックアップはマイナス以外の何物でもないのですが、ロックアップの発表をすることで、今後の事業に対する本気度を投資家に見せることができます。

というのも、上場ゴールで事業を続ける気がない詐欺コイン運営であれば、さっさとコインを売却してしまいたいはずです。

ロックアップをした場合は、今後も事業を続けなければ投資家は仮想通貨を売却してしまい、今よりも価値が値下がりしてしまいます。よって運営は何としても事業を継続し、成功させるしかないのです。

仮想通貨のロックアップ解除後はどうなるの?

仮想通貨のロックアップが解除された後の対応は、運営によって違います。

一部を少しずつ解除していくようにすることもあれば、すべて解除するすることもあると思います。

また例え動かせるようになったとしても、必ずしも運営がすべて市場に売りに出すというわけでもありません。

運営のアナウンスを読んでみると良いと思います。

仮想通貨のロックアップとバーンの違い

仮想通貨のロックアップは先述した通りですが、バーンとの違いについても解説しておきます。

バーンとは、運営が大口保有している仮想通貨の一部を一生使えなくする(文字通り焼却する)ことです。

バーンを実施することで、総発行枚数そのものが減ることになり、相対的に現在流通している(投資家が保有している)通貨の価値が上がることになります。また同じく運営が保有する仮想通貨が売りに出されなくなることが確定するので、投資家としては好材料になります。

最近だとノアコインが57.6%にも及ぶバーン発表をしました。

他にもTriggers(TRIG)やALISなどの仮想通貨がバーンを実施しています。

ロックアップとバーンの違いとしては、ロックアップは期間限定の凍結、バーンは永久凍結といった感じになります。

様々な仮想通貨のロックアップ実施例

過去には様々な仮想通貨がロックアップを実施しています。

ここではリップル、トロン、なんJコインの実施例を紹介します。

① Ripple(リップル、XRP)のロックアップ実施例

2017年5月16日、Ripple(リップル、XRP)は保有する630億XRPのうちの90%にあたる550億XRPをロックアップするというアナウンスを出し、12月8日に無事ロックアップが完了しました。

2018年以降は毎月1日に10億XRPずつ解除されるようです。

また、ロックアップ解除されたRipple(リップル)も、市場に直接売りに出すわけではなく、機関投資家やマーケットメーカーへのインセンティブとして分配するようです。

② TRON(トロン、TRX)のロックアップ実施例

Tron(トロン、TRX)は、2017年12月19日に、運営が保有している「34251807523.9 TRX(34%)」を2020年までロックアップすると発表しています。

③ Nanjcoin(なんJコイン)のロックアップ実施例

3月28日に公式サイトにてロックアップ予告が発表されました。

NANJ株式会社の年度予算案が承認されました。

それにより開発費15%(45億枚)を所有する下記アドレスを2018年5月1日から2019年4月30日までロックアップすることが決まりました。

◇ロックアップ対象アドレス◇

0xb80c43bf83f7cb6c44b84b436b01ea92da5dabff 4500000000枚 15%

以上になります。

今後とも引き続きNANJCOINをよろしくお願いいたします。

Nanjcoin(なんJコイン)は、開発費15%(45億枚)を所有する運営のアドレスを5月1日から来年の4月30日までロックアップすると発表しています。

仮想通貨のロックアップの意味とバーンとの違いまとめ

仮想通貨のロックアップとは、運営の保有する仮想通貨を一時的に凍結し、売りに出せない(送金できない)ようにすることです。

バーンとの違いとしては、ロックアップは期間限定の凍結、バーンは一生の凍結という感じです。

ロックアップは、Ripple(リップル、XRP)や、Tron(トロン、TRX)の運営が実施しており、そして今回のNanjcoin(なんJコイン)の運営が実施予定です。