SEC(米国証券取引委員会)のプレスリリースによると、仮想通貨「Centra(セントラ、CTR)」の創業者であるSohrab Sharma氏とRobert Farkas氏が逮捕されたようです。

CTRのICOでは33億円相当の金額が集まっており、日本でも話題になっていたことから被害者はそれなりに出ると思われます。

※セントラは、セントラリティ($CENNZ)という仮想通貨とは別のものです。

仮想通貨「Centra(セントラ、CTR)」の創業者逮捕の理由

CTRの創業者逮捕の理由ですが、SECのプレスリリースを見ると、以下の記述があります。

  • SEC未登録でCTRトークンを販売した
  • CTR運営はVISAとマスターカードから支援を受け、デビットカードを発行し、使いにくい仮想通貨を手軽に法定通貨に両替できると主張していたが、実際のところはVISAとマスターカードとは無関係であった
  • 創業者であるSharma氏とFarkas氏は、華やかしい経歴を持つ架空の役員を創造し、セントラのウェブサイト上に誤った、または誤解を招くマーケティング資料を投稿した
  • 有名人にSNSでICOを広めてもらうために金銭を支払った

訴状によると、Farkas氏は飛行機の予約をして国を離れようとしたが、その前に逮捕されたようです。Sharma氏も逮捕されています。

逮捕報道後の仮想通貨「Centra(セントラ、CTR)のチャート、価格

CTR創業者逮捕後のチャート(1日分)ですが、出来高を伴い急落していることがわかります。このことから投資家が急いでCTRを投げ売っていることがわかります。

逮捕報道前のCTRの価格は約0.32ドル、そして執筆時点での価格は約0.13ドルとなっており、約60%の下落を見せています。

ただし、去年の9月26日からのCTRのチャートを見る限りは、元々厳しい下落に見舞われていた印象があります。

1月初めのピーク時は4ドルを超えており、逮捕報道前の価格は0.32ドルだったことから、元々ピークから90%ほど下落していたことになります。これは仮想通貨全体の平均下落率を遥かに上回っていると言えます。

仮想通貨「Centra(セントラ、CTR)」の将来性、今後について

CTRの将来性や今後について気になるところですが、SECは創業者2人に対して以下を要求しています。

  • 終局的差止め命令
  • 不当利得、利益及び罰金の返還
  • Sharma氏及びFarkas氏に対して公開企業の役員または取締役としての役割を果たし、デジタルまたはその他有価証券の提供に参加することの禁止

また平行して、ニューヨーク州南部地区の弁護士事務所はSharma氏とFarkas氏に対して刑事告発をすることを発表しています。

このことから、CTRの将来性及び今後としてはかなり厳しいものになるのではないかと判断します。

追記: 仮想通貨「Centra(セントラ、CTR)」、Binance(バイナンス)上場廃止が決定

CTR創業者逮捕の影響もあり、大手取引所であるBinance(バイナンス)は、4月5日にCTRの上場廃止をアナウンスしました。

バイナンスからは、4月8日の14時(日本時間)に上場廃止され、5月5日の14時までは引き出しが可能になります。

CTRの取引高をcoinmarketcapで見ると、バイナンスがほぼ100%を占めていることがわかります(上場廃止アナウンスの影響もあるとは思いますが)。

バイナンスの上場廃止は、CTRにとって壊滅的な打撃となることは間違いないでしょう。